2016年6月5日(日)               第36回みんなで憲法を考えてみる集い

日時   2016年6月5日(日)10時~12時15分

会場   小金井市市民会館萌え木ホール(商工会館3階)

演題 今だからこそ「生きさせろ!」~生きづらさと、貧困、戦争、そして民主主義

話す人 雨宮 処凛さん(作家、活動家)

トーク参加  SEALDs加藤友志さん(東京学芸大学4年)

雨宮処凛さんプロフィール

   1975年東京生まれ。作家・活動家。00年、 自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)でデビュー。以来、「生きづらさ」についての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。06年からは新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。メディアなどでも積極的に発言。
   3.11以降は脱原発運動にも取り組む。「反貧困ネットワーク」世話人、「週刊金曜日」編集委員
 主な著書 『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)はJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。『命が踏みにじられる国で、声を上げ続けるということ』(創出版)、『14歳からの戦争のリアル』(河出書房新社)他多数

「アベノミクス」は絶対いらない、経済にデモクラシーを!
 「保育園落ちた、日本死ね」のブログが共感を呼び、安倍政権への痛烈なパンチになりました。「アベノミクス」で大企業は収益をたっぷりと内部にため込み、富裕層だけが株で潤い、働く者は非正規雇用か派遣労働、学生は奨学金返済で苦しんでいます。
 雨宮さんは、怒りを込めて「アベノミクスは絶対いらない、経済にデモクラシーを!」と訴えます。格差・貧困の現場と安倍政権の暴走に怒る若者たちやママの行動について、そして戦争と貧困の親和性や改憲問題について、シールズ※の加藤友志さんも参加して雨宮さんにお話しいただきました。 ※SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)

当日の模様

参加者アンケートのまとめ

 

【参加者数】

参加者 117

【参加者住所】

市内79人、市外38人 

【参加回数】

初参加31人 2回目12人 3回以上74人 

【アンケート回収数】

37枚(よかった35枚 ふつう2枚 よくなかった0枚)

【講演を知った機会】(複数回答あり)

.郵送案内のはがき(18) 2.市民掲示板のポスター(6) 3.新聞折込のちらし(5) 4.HPで(1) 5.友人・知人から聞いて(4) 6.メディアの案内情報(4) 7.その他(2

 

参加者の声など

 

1  私の子ども(40歳代)と孫(20歳代)と同年齢のお二人のお話は、若い人の気持ちが良く分か

  りました。反社会的行動をすると損をするという、行動を押さえざるをえない世の中で、若人が

  立ち上がってきたこと嬉しい限りです。

2 平和学という授業を受けていて平和憲法について知りたいと思い、今回参加させていただ き

  ました。憲法を守るために活動している話を聞いて、若い人たちの憲法に対する当事者意識が

  低いなかで、すばらしい意識を持つ高校生や中学生もいるのだなと知れて、とても驚きました。

3 とてもいい企画でした。ありがとうございます。

4 若い人のリアルな話が聞けて良かったです。自分の子ども世代の処凛さんの話しよかった

  です。高遠菜穂子さんに523日に小金井で講演していいただき、彼女がイラクに行き続けて

  いる本音を聞けました。その世代がつながっていることを知り勇気づけられました。

5 現在、活発に活動している若い方からの話しは、本当に刺激的でいろいろ勉強しました。

     SEALDsなど本当に日本のことを考えて行動している若い人たちを失望させないように、高齢

  年代の人間も行動しないといけないのですが・・・。

6  SEALDsの活動を知り、大変嬉しくなった。若者たちのデモ、とても嬉しかった。高校生まで参

  加することを知って、目が開けた。やっと今回、希望が見えた。「だまされていた」「知らなかっ

  た」という言葉で、かつて自分を納得させてきた時期もあったが、さらに世の中の動きを知るこ

  と、行動に移すことの必要性を知った。韓国の徴兵制についての厳しさ、イラク戦争の兵士民

   営化についても勉強になった。雨宮さんの知識、思考の深さに再び感じ入った。「週刊金曜日」

   の記事から始終学んでいました。これからも苦しいときが多いと思いますが、どうかご活躍をお

   願いします。

7 貧困、若者の現状がひしひしと具体的に理解できました。ありがとうございました。孫が数人

  おりますので、今回の話しを伝えたいと思います。

8  若い世代の加藤さんのお話には、新しく知ること、はっとさせられることが多くありました。体

  験に基づいた雨宮さんのお話しも、とても良かったです。

9 久し振りに若い人の話しを聞いて元気になった気がします。

10 トーク形式は加藤さんの進行が上手でとても聞きやすかったです。憲法は使うもの、使って

   いいものであることが分かりました。

11 とても面白かった。久し振りに面白い講演会を聴きました。ありがとうございました。小金井

  市民のレベルの高さに、いろんな意味で感心しました。

12 若者の意見を聴くことができたことが良かったと思いました。経済的徴兵制が進行している、

  と感じました。質問者の「なぜ日本は戦争犯罪者を首相にしたのか?」が現在の問題の本質を

  ついていると思いました。現代の日本人は岸信介の亡霊に悩まされているのだと思います。そ

  の亡霊は安倍首相です。

13 貧困のリアルな実態を知ることができてよかったです。

14 革新の団結が崩れて極右まで表面化してきましたが、同時に無関心だった若い人達も関心

   を持つようになった。しかし何も知らないうちに右傾化に流されていく可能性もあるので、若い

   人たちに学習してもらいたい。昔は労働組合も民主的なサークルもみな若者が活動していて

   活力があったが、それが下火になってしまったので、再び若者に期待するか、老人が立ち上が

   るかである。

15 活動をどう次の世代に継承していくのか考えるキッカケになった。

16 二人の対談、やさしいことばでとてもよく分かりました。お忙しい雨宮さんのお話しが聞けて

   よかったです。映像を通じて若者の動きにも感動しました。ありがとうございました。

17 今日は組合の関係で午後に国会前に行くので、午前中にこちらに参加させてもらいました。

   名古屋から来ました。ほんとに参加してよかったです。貧困と戦争について幅広い議論が展開

   して面白かったです。まだまだいろいろとお話しを伺いたいと思いました。今日はどうもありがと

   うございました。また、ともにがんばりましょう!

18 処凛さんと加藤さんのセッション、ご自身の歩んでこられた道筋から現在に至るまでの話しを

   踏まえてのお話し、とても分かりやすく面白いものでした。お二人ともとても率直ですね。特に

   若い人たちの生きづらさ、義務教育を通じて自己肯定感を持てなくさせている、という話しには

   納得しました。

19 雨宮さんの本が好きで読んでいたので、近所に来ていただけて嬉しかったです。映像もはさ

   みながら飽きない講演でよかったです。

20 若い人たちのコールの画像、見ているだけで涙が出てきました。彼、彼女たちが置かれてい

   る現状が自分の想像以上に悲惨で、この頃の政治と金の問題に照らし合わせると、その格差

   の大きさに怒りがこみ上げてきます。

21 お二人のトークの掛け合いを興味深く伺いました。経験に基づいた言葉が素直に体に入って

   くる感じでした。エキタスの女性スピーチは少し泣きそうになりました。

22 いろいろと元気と勇気をいただきました。憲法を子どもたちにどう伝えていくか、それが未来

   の日本のあり方につながっているのかな、と思いました。

23 集会も高齢者、デモも高齢者で頑張ってきたが、若い世代の動きが出てきて安心した。そろ

   そろ引退できるかなと思う。若い世代の話しが聴けて勉強になったし嬉しかった。こうした集ま

   りにも若者が増えるとよい。

24 若い世代の正直な声が聞けて感動しました。勉強になりました。

25 計算してみて雨宮さんがもう40歳を超えていたんだなァと。しかし若い人の思い、世代の違い

   からくる辛さみたいなことが分かりました。3.11直後はやっぱり原発止まらないなあと思、コツコ

   ツと若者の心に芽生えるものがあって、今、良い形になっていることが分かりました。たくましく

   育って欲しいです。エキタスデモのスピーチが良かったのでユーチューブで探してみます。小

   金井に加藤君がいて良かった。

26 若い人たちの生の声が聞けて元気が出ました。ビデオ上映の中でのメッセージには涙が出

   てきました。未来を担う若者たちも、着実に育っているのだと実感でき、「来てよかった!」と思

   います。トーク形式の催しもいいですね。

27 トーク形式が良かった。運動の多様な現況が話され参考になった。加藤さんの話があって、

   若い人たちの考えが分かりよかった。

28 今の若者が直面している経済的状況が分かってよかったです。大学生の奨学金、給付型の

   奨学金が拡大されるようにしてほしいですね。有利子のものは返済が困難ですよね。

29 いまの若者が政府、保守マスコミがふりまく“自己責任論”に呪縛されていること、私たち年

   配者に責任の一端はある。「エキタス」の女性のスピーチ、私自身が告発されていると思った。

   若者が社会に対する批判の声をあげやすい環境をつくっていくことが大切だ。

       雨宮さんが労働問題、労働運動のことを熱っぽく語っておられたのはよかった。今の社会の

  矛盾、不条理を労働、貧困の観点から突き出している。すばらしい。自己の苦しい体験を基礎

   にしているから力強いのですね。自己責任の問題ではなく、制度の問題、グローバリゼーショ

   ンの問題、そうだ!

      高校生のスピーチ、年配の人たちが権力と闘って憲法を守ってきた。今度は私たちが権力と

   闘う番だ。団塊の世代の一人として高校生応援!高校生ユニオン頑張れ!

 

■過去の講演記録■■■

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2016年12月4日(日)

午前10時~12時

ピースアクション講演会

「もしも、自民党改憲草案が実現したら?」

場所 小金井市萌え木ホール

参加費 500円

主催 こがねいピースアクション2015実行委員会

1204内山宙さんチラシ.pdf
PDFファイル 1.1 MB

過去の講演関係の

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