▶2012年12月2日                          第59回みんなで平和を考えてみる集い

日 時 12月2日(日)10時~12時

会 場 小金井市市民会館萌え木ホール(商工会館3階)

演 題 「展望はいらない」~だまされないこと、あきらめないこと~

話す人 田原 牧さん(東京新聞特別報道部デスク)

田原牧(たはらまき)さんプロフィール

1962年生まれ。87年に中日新聞社入社。名古屋社会部を経て、カイロ支局に勤務。現在、東京新聞(中日新聞東京本社)特別報道部デスク。同志社大学・一神教学際研究センター共同研究員。「季刊アラブ」編集委員。

著書に「ほっとけよ」(ユビキタ・スタジオ)、「中東民衆革命の真実」(集英社新書)、「新聞記者が本音で答える『原発事故とメディアへの疑問』」(クレヨンハウス)など

【当日の模様】

■決してあきらめない、脱原発市民デモが問いかけるもの

 突然の衆院解散で師走選挙になり、いまメディアは選挙展望一色です。政治が右傾化して小党が乱立、野合を繰り返し、改憲勢力、原発維持勢力が国会で多数を占めることが危惧されています。

 しかし3.11以降、全国各地で取り組まれている脱原発市民デモは、決してあきらめないこと、自分達一人ひとりが行動して政治を動かし「民意」を実現させていくことを伝えています。

 反原発の一連の報道で2012年日本ジャーナリスト会議大賞を東京新聞特別報道部が受賞しました。東京の発表に依存せず、各地の原発反対集会を積極的に取り上げ、東電のごまかしや、政府の言い逃れなどを追及してきたことが評価されたものです。

 この報道部デスクの田原さんに、脱原発市民デモが問いかける意味について語っていただきました。

【参加者アンケートのまとめ】

 

【参加者数】

参加者 87人

【参加者住所】

市内55人 市外32人

【参加回数】

初参加15人 2回目8人 3回以上64人

【アンケート回収数】

33枚(よかった32枚 ふつう1枚 よくなかった0枚 無回答0枚)

【講演を知った機会】(複数回答あり)

.郵送案内のちらし(17) 2.市民掲示板のポスター(3) 3.新聞折込のちらし(6

4.友人・知人から聞いて(3) 5.メディアの案内情報(3) 6.その他(0) 

 

【参加者の声】

 

1  本日はたいへんすばらしいお話をきかせていただきありがとうございました。東京新聞を毎日  読んでいます。福島の事故以降も「東京新聞」を読んでいて、本当に良かったと感じています。私の感性とまったくぶれない東京新聞です(幼いころから読んでいるので、逆に東京新聞が私の感性を育てたとも言えますが)。私が信頼する東京新聞をけん引する田原さんのお話を聴いて、この度の選挙、福島の今後に関して考えさせられました。こういう機会を設けてくださった小金井を住みよくする会に感謝申し上げます。田原さんの言葉はとても鋭いですね。

2  世相が少しでも分かった。

3  右傾化の現実の詳細ありがとうございます。

4  田原牧さんのお話を聞けて良かったと思います。田原さんの著書を読んでみたいと思いました。田原さんのような「不逞」の方の存在は貴重であると感じます。今後も発言を続けてください。

5  現実に世の中で起こっていることを直視しながら、その現実に振り回されず一人ひとりが平安のうちに自分自身の意識の変革をしていくことと受け取りました。今どんどん起こっていることを確信させる講演でした。ありがとうございました。

6  とてもよかったです。

7  時事問題について適切な解釈、解説をしていただきました。ジャーナリストらしく、分かりやすく説明され、女性の方も多く分かりやすかったと思います。話し方もゆっくりとしたペースで入り組んだ問題をマイク効果も良好でした。

8  毎回よい講師を呼んでいただいてありがとうございます。

9  東京新聞を拝読させていただいています。田原さんのファンです。情報量が多く困っている中、田原さんのお話が心に響きました。これからも自分のため、日本のため、未来のため、考え続けていきたいと思います。お体に気を付けて頑張ってください。ありがとうございました。

10 東京新聞を読み始めて約40年になりますが、どんな新聞より読み応えがあり、たぶん、その他の新聞を取ることはないと思います。これからも自社の意見をどんどん載せてください。田原さん記事、特に関心を持っています。

 11 ファシズムがもう蔓延している、ということから本当に怖い。レジメのなかの、再生への足がかりと基軸はフクシマにあるのではないか、の具体的な意味を聞きたかった。私たちがやるべきことは自分で決めたい~につきるのかな。

12 思考の視野が少し広がった。「頭のいい人」の世のひとつの見方だと思いました

13 この国の差別構造、自分が金もうけのために国や国民を虐げてもかまわないという、永田町や霞が関の連中のほしいままにされている。今や、江戸時代の生類憐みの礼などのような、とんでもない法が続々と国民の目をかすめて成立している。

  自由な文化が衰退、委縮してきた。おかしな法律が成立、これからは市長がいつでも逮捕されかねない時代になっている。 権力者に都合の良い体制づくりが進んでいる。早速教えたいと思います。

14 東京新聞の特別報道部デスクの方の生の話が聞けてよかったです。

15 いろいろな背景を知ることができた。

16 展望はいらない、不逞の輩であり続けたい、との話しにフムフムと思いながら聞き入ってしまった。一人称で行動、心をコントロールして、何としても戦争と原発は止めたい。

17 昨晩、俳優の山本太郎の衆院選出馬の記者会見をネットメディアで見ました。ストレートで率直で大変面白かった。若者に今の危機的情況をアピールするための決断と思います。見てすっきりとしました。牧さんのお話し、また聞きたい。すごく興味深かった。

18 大事な問題を肩の力の抜けた語り口で分かりやすかった。新聞の折り込みちらしの写真を見て、東京新聞のデスクは女性かと思い興味が湧き聞きに来ました(東京新聞を進んでいると)。今の世の流れ、どこか変だと思うけれど、悪い方向に動いている気がしながら強い危機感も持たず、でもまず自分の暮らし日常生活をすこしづつでも変えようと思っています。

19 7~8割賛同。タイトルよりよかった。

20 社会に危機感がない・・・ということに危機感を持っています。

21 わかりやすく、今何をしたらいいのか分かったように思います。

22 大変興味深い講演者をタイムリーに呼んでいただきありがとうございました。

23 今の若者のネット社会の危うさみたいなものなど、日本という国の特徴をビミョーなところで、なるほどと思いました。デモなど愚直な体験行動がやはり重要なのですね。

24 私の手帳には朝日新聞(おそらく通算40~50年)を切り捨て、東京新聞に切り替えた日付(2009年4月1日)を記録しています。日本では国歌として使用している曲が流れて立ち上がらないと“非国民”と言われました。嬉しかった。

25 現場から取材することの重要性、そして報道へ、感銘を受けました。

26 極右化する日本にぞっとします。歴史は繰り返すと申しますが、絶対、平和な日本を守らなければいけないと思います。

27 都民として告示された都知事選の記事で、東京新聞は「脱原発」に力を入れて情報発信されてきた割には、宇都宮さんの扱いが(というより関連記事、表現)軽いし、伝え方の本気度が低すぎます。購買者であり友人知人に購読を呼びかけた者としては不満極まりない。もっと真実の姿を伝えて欲しい。

 

■過去の講演記録■■■

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2016年12月4日(日)

午前10時~12時

ピースアクション講演会

「もしも、自民党改憲草案が実現したら?」

場所 小金井市萌え木ホール

参加費 500円

主催 こがねいピースアクション2015実行委員会

1204内山宙さんチラシ.pdf
PDFファイル 1.1 MB

過去の講演関係の

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