第75回みんなで平和を考えてみる集い

日時  2018年11月25日(日)10時~11時50分

会場  小金井市市民会館萌え木ホール(商工会館3階)

演題  民意は基地も安倍改憲もNO!

            ~憲法と沖縄・横田と日米地位協定~

話す人 小森  陽一さん(東京大学大学院教授、九条の会事務局長)

小森 陽一さんプロフィール

   1953年東京生まれ。北海道大学文学部、同大学院文学研究科博士後期課程退学。85年成城大学助教授、92年東京大学教養部助教授、98年から現職。

   近刊本に『ポスト真実の世界をどう生きるか ウソが罷り通る時代に』(2018年 著・
編集 新日本出版社)、『手塚マンガで憲法九条を読む』(2018年 作品解説 こどもの未来社)他著書多数 

沖縄の民意を実現し民主主義を取り戻すために 

    沖縄県知事選挙は「安倍政権と沖縄の民意の戦い」と言われていました。

    結果は9月30日に「基地はいらない」という民意が大差で示されて、翁長知事の遺志を継ぐ玉城デニーさんが沖縄県知事選挙史上最多の得票数で勝利しました。
    翌日の10月1日、米空軍横田基地に危険なオスプレイが正式配備され、首都圏上空の飛行により、私たちの日常は沖縄と同様に墜落事故の恐怖を抱えることになりました。
   沖縄をはじめとして全国の米軍基地や首都圏の空域は、「日米地位協定」により米国が支配しています。8月には全国知事会が、全会一致で初めて「協定」の抜本改定を日米両政府に提言しました。

   憲法9条についても、「いま改憲を急ぐことはない」が世論の多数です。
   安倍政権から民主主義を取り戻し、私たちの民意を実現させる闘い方について、小森陽一さんにお話しいただきました。 

当日の講演記録

当日の模様

当日の講演資料

181125 講演レジュメ 民意は基地も安倍改憲もNO!.pdf
PDFファイル 180.8 KB

参加者アンケートのまとめ

 

【参加者数】

参加者 109

【参加者住所】

小金井市内62人、市外47人 

【参加回数】

初参加7人 2回目5人 3回以上97人 

【アンケート回収数】

28枚(よかった27枚 ふつう0枚 よくなかった1NA 1枚)

【講演を知った機会】(複数回答あり)

.郵送案内のはがき(20) 2.市民掲示板のポスター(1) 3.新聞折込のちらし(4) 4.HPで(0) 5.友人・知人から聞いて(0) 6.メディアの案内情報(2) 7.その他(0) 

 

参加者の声

 

  「自衛隊」明記の意味、「不偏不党」の意味など詳しい話を聞くことができて良かった。もちろん歴史的な話し「朝鮮戦争」のことなど、有意義な話を聞かせていただきました。90分ありがとうございました。

2  素晴らしく分かりやすく何をしなければならないか明確になりました。分かっていたのが行動に!となったというのでしょうか!? 小森さんの会を定期的に開いていただくと幸いです。熱のこもったいい勉強会でした。

3  時間経過を追って整理して話してくださり、大分成長(?)してきたかなと思います。

4  ありがとうございました。参加費500円は助かります。明快で分かりやすく良かったです。

5  日米地位協定の成立のいきさつとそのことから生じる日米地位協定の性格が良く分かった。日米地位協定について取り上げて欲しいと言って来たので、本当に良かったです。

6  小森さんの講演は何度伺っても引き込まれます。分かりやすく話してくださるにもかかわらず、人に伝達できるほど頭に入らず本当に悔しいです。ただ、歴史の歩み、その時々の事実に目を向け、地道にNOはNOと表明し続ける大切さをまたあらためて感じました。第二次世界大戦の終結、朝鮮戦争と日米地位協定の関係を深く理解したいです。憲法より重い日米地位協定…この問題きちんと闘わなければと思いました。

7  大変よかった。整理されていて私の頭のなかも交通整理ができました。やはり理解するまでは何度も何度も語り、読みの繰り返しなんですね。いい勉強になりました。感謝です。

8  安倍の改憲ビデオメッセージのもとが公明党にあることを初めて知りました。日米安保条約と日米地位協定の関係が分かりました。

9  日米地位協定以前からの流れのお話を伺い、未だに植民地状態のこの国の情けなさがいっそう良く分かりました。政治家たるものどこを向いて政治をしているのか腹の立つこと極まりない!

10  朝鮮戦争のさなかに講和条約が結ばれていたのがよく分かっていなかった。日米安保条約のひどさがそのまま続いている理由が、論理的、数値をあげての話しでよく分かりました。

11 歴史的に振り返ってもらい、ていねいに説明していただいたのでよかった。

12 日米地位協定の条文の内容を自分で調査しようと思います。

13  9条の会の小森さんは、総がかりの集会(19日の)でよく顔を見かけています。野党共闘の立場でよく頑張っていてくださると思っています。脱原発パレードなどで大江さんと一緒に歩いたりしていました。若い人の参加も増えています。その間を取り持っているのに小森さんも入っていると感じています。私も九条の会の初回より、昨日も沖縄の新宿デモに参加しました、何かそういった生活の中で希望もあるわけです。そう考えていつか…。

14 来年こそ安倍死ンゾーに引導を渡すべき希望の年にしたい。シンゾー亡きあと、日本中のウミ出し、ゴミ掃除で国民は苦しむだろう、この苦しみを乗り越えなければ明るい未来はない。

15  夏目漱石の研究者である小森先生は、全国各地にフットワークよく9条の大切さを広めてくださりありがたい思いです。年月日を憶えて記憶を強化することがとても大切と感じました。 

16  小森さんの話は数回聴きました。いつも思いますが理路整然としていて分かりやすい。話が具体的(例えば年号)な点もよい。

17 元気の出るとても分かりやすいお話でした。

18  朝鮮半島、朝鮮半島の平和が日本にどうかかわるのか聞いたことのなかったことで良かった。

19  希望が持てそうで元気が出てきました。ありがとうございました。

20  3千万署名になお精を出さなければ、良い方向に進むのだ!と心に誓いました。

21  朝鮮戦争当時の日本の政治の動きが理解できました。半島の休戦状態がアメリカの支配下に、日本は今も変わらない政治状況にある。思うに朝鮮半島における階級闘争、日本列島における階級闘争は終わらず、列島と歩調を合わせて対立構造がある。安倍政権はその闘争の有産階級の最先端に立ち、対立を強めている。

戦争の罪状を反省して、半島に平和をもたらすために経済と文化の交流により武器による対立構造をなくしていくことが必要でしょう。

22  安倍政権の本質・特徴は「知らせないこと」にあると考えています。安保法だけでなく種子法や水道法、移民法など、できるだけ法案を通す時期と他のスキャンダルニュースまたはスポーツニュースをかぶせています。閣僚の失言、不祥事についても同様でY紙やS紙にはベタ記事ですら取り上げないことが多いです。

改憲についてはCM攻勢を大量に打ってくることが予想できます。ただ「憲法を守ろう」ではダメで、政権が権力者や富裕層、大企業のためだけに政治をしていることを知らせなくてはと考えます。

 

■過去の講演記録■■■

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2016年12月4日(日)

午前10時~12時

ピースアクション講演会

「もしも、自民党改憲草案が実現したら?」

場所 小金井市萌え木ホール

参加費 500円

主催 こがねいピースアクション2015実行委員会

1204内山宙さんチラシ.pdf
PDFファイル 1.1 MB

過去の講演関係の

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